(1)導入説明
人権教育のための国連10年は、1995年からはじまりました。人権の伸張への努力は、国際社会、国、NGO、そして市民によって絶え間なくすすめられてきました。しかし世界の各地で、日本の社会で、人種・性・社会的出身などにもとづく差別
や、抑圧、貧困、環境破壊など人権にかかわる深刻な問題が起こっています。人権教育のための国連10年は、社会の隅々に普遍的な人権文化を築くことを求めています。わたしたちは、人権文化とは何かを今一度問い直しながら、それを築いていく必要があります。人権教育の目的は、一人ひとりの人権が尊重される社会を実現することです。それには、人権教育を学ぶことだけでは不十分です。学ぶプロセスそのものが、人権を尊重したものであることが、大切です。参加型学習は、人権教育をより豊かなものにする学習方法のひとつとして活用されています。。この機会に参加型学習とファシリテーターの役割についてこのビデオを通
して体験してください。
(2)解説のポイント