【沖縄タイムス】差別への怒りを表した部落解放運動の象徴「オガリ像」 大阪から沖縄へ 制作した彫刻家・金城実さん「歴史を学ぶ場に」
2025/01/16
沖縄県読谷村儀間にある彫刻家・金城実さん(86)のアトリエ屋外スペースにこのほど、高さ約8メートルの巨大な母子像「解放へのオガリ」が設置された。男の子を抱っこした母親が、差別への怒りを示すように手を空に伸ばしている。元々は大阪市住吉区の公共施設の外壁に取り付けられ部落解放運動の象徴とされていたが、7年前に建物が解体されたことで金城さんの手元に戻り、分解して保管していた。よみがえった母子像を眺める金城さんは「差別への抵抗の意志を込めた作品。多くの人に見てもらい、差別について考えてほしい」と話している。(中部報道部・吉川毅)
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