【ひとシネマ】「〝よそ者〟への差別と偏見、気づかぬうちに」 上野樹里と林遣都が「隣人X」で考えたこと
2023/12/21
不安は人のつながりを断つ――。「隣人X 疑惑の彼女」に主演する上野樹里は、作品に描かれる無意識の差別、無自覚の偏見といったテーマを身近に引きつけて実感する。「コロナ禍の最中に話をいただいた作品でした。当時はマスクで互いの顔が見えないまま卒業していく中高生もいて、人と触れ合ったり表情を見たり、『感じる』ということが希薄になっていた」と振り返る。そして自問した。「恐怖に縛られたままで、隣の人の心と向き合うことはできるのか」
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