【東京新聞】ハンセン病患者の医療記録を子孫が公開 全ての差別 絶つために 草津の資料館で企画展
2023/08/04
ハンセン病患者の医療記録などを公開する企画展「蘇（よみがえ）るハンセン病患者とその家族」が、群馬県草津町の国立療養所「栗生（くりう）楽泉園」に隣接する重監房資料館で開かれている。記録は岡山県の国立療養所「長島愛生園」で戦前に亡くなった男性に関する文書類の写し。埼玉県内の産業保健関連機関に関わる子孫の尽力で実現した。昨年から今年にかけて愛生園で記録の原本が展示され、全国の各療養所で患者の医療記録が公開されたのは初めて。原本は園外に持ち出せず、今回はパネル約三十点を並べている。（菅原洋）
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