【琉球新報】沖縄と台湾、国策に虐げられた痛み重ねて 「人権問題」共に苦しまない未来望み<東アジアの沖縄・第1部「有事」への眼>①
2023/05/08
台北中心部には1947年2・28事件の中心地の一つとなった228和平公園がある。穏やかな日差しが差し込む3月下旬の午後、蕭瑞雲(シァオルェイユン)さん(87)と孫の許仁碩(シュジェンシュオ)さん(36)=北海道大助教=は柔らかな笑顔で記者を迎えてくれた。事件の遺族でもある蕭さんの瞳の奥には深い悲しみがある。沖縄と交流を続け、人権問題を研究する許さんは、沖縄と台湾の人々の"痛み"を重ね、共に苦しまない未来を望んでいる。
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