【中国新聞】闇から光へ 趙根在、療養所の記録<上>ハンセン病 生きた証し写す
2023/04/10
1960~70年代を中心に、瀬戸内市の長島愛生園、邑久(おく)光明園など全国各地のハンセン病療養所を巡り、隔離政策で収容された人々の貴重な写真記録を残した人物がいた。愛知県に生まれ、60代前半と思われる97年に亡くなった趙根在(チョウ・グンジェ)。作品は東京都東村山市の国立ハンセン病資料館の展示に一部が活用されているものの、知名度は乏しい。現在、埼玉県東松山市の原爆の図丸木美術館で、その仕事を再評価する画期的な企画展「趙根在 地底の闇、地上の光」(5月7日まで)が開かれている。中国地方とのゆかりに着目しつつ、知られざる写真家の創作をたどる。(編集委員・道面雅量)
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闇から光へ 趙根在、療養所の記録