【マガジン9】ドイツと語る 第9回:ホロコーストをめぐって 1(芳地隆之)
2023/04/07
ヒトラー=ユダヤ人説を信じるロシアの外相
ロシアが「特別軍事作戦」と称してウクライナに侵攻を開始してから1年以上が経過した。いまだ停戦の見通しは立っていない。
プーチン大統領が軍事侵攻の大義名分として繰り返し主張するのは「ウクライナのネオナチからロシア系住民を守る」だ。ウクライナのゼレンスキー大統領はユダヤ人であるにもかかわらず、なぜこのようなことをプーチンが臆面もなく言うのか。プーチンの側近であるラブロフ外相が2022年5月1日、イタリアのテレビ局によるインタビューで「ヒトラーにはユダヤ人の血が流れていた」と語ったというニュースを聞いたとき、その理由が垣間見えた。
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