【毎日新聞】薬物「ダメ。ゼッタイ。」はウソ 治療の第一人者が明かす依存症の本質
2022/06/20
今年の「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞した「誰(た)がために医師はいる クスリとヒトの現代論」(みすず書房)の筆者は、精神科医の松本俊彦さん(54)だ。薬物依存治療の国内第一人者として知られる松本さんは、国立の医療機関の要職にありながら、国の乱用防止の標語「ダメ。ゼッタイ。」を「患者を回復から遠ざける呪文だ」と手厳しく批判する。私たちの社会は、依存症という病気の本質をどこまで理解できているだろうか。【くらし医療部・清水健二】
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