【毎日新聞】「姉のため前へ」 ウィシュマさん入管死 妹2人、意見陳述の思い
2022/06/20
「心の中の圧迫感が、少し軽くなったように思います」。ワユミさん(29)は、取材にそう打ち明けた。姉のスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)は昨年3月、名古屋出入国在留管理局で収容中に死去。ワユミさんら遺族が国に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が今月8日に開かれ、意見陳述を行った後に取材した際の発言だ。裁判官に「姉の死の真相や責任を明らかにしてほしい」などと直接訴え、「私ができることをやれた」と感じたという。記者が傍聴した第1回口頭弁論の詳しい内容とともに、ワユミさんや、妹のポールニマさん(27)らの思いを伝える。【和田浩明】
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