長年の課題だった水俣病犠牲者慰霊式の中の「名簿納めの儀」を見直す議論が進んでいる。従来、亡くなった認定患者の名前を後世に残すため名簿を納めてきたが、認定されていない患者も同じ被害者として対象に含める方針は固まった。ただ、対象拡大に伴い、一人一人の名前から無記名で奉納する方式に変えることが提案されており、受け止め方が違う被害者間の議論はまだ続きそうだ。

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熊本日日新聞