【西日本新聞】社説:懲役・禁錮一本化 再犯防止へ議論を深めよ
2022/04/25
再犯の防止を目的に刑罰の区分を見直すのは明治時代に刑法が制定されて以来、初めての試みだ。今なぜ改革が必要なのか。国会で丁寧に議論を進め、国民の理解と協力を得ることが肝要である。
刑務作業義務の有無で分かれる懲役刑と禁錮刑を一本化して「拘禁刑」を創設することを柱にした刑法などの改正案が衆院で審議入りした。区分をあえてなくすことで、受刑者の年齢や特性に応じた作業や教育のプログラムなどを組み、柔軟な処遇を可能にしようという狙いである。
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