【東京新聞】当時のジェンダー規範を破壊し、新しい裸婦像に挑戦したエドゥアール・マネ「草上の昼食」 永澤桂
2022/02/08
印象派の先駆者エドゥアール・マネの有名な作品、《草上の昼食》。中産階級の男性2人と裸の女性が、森の中でピクニックをしている。草の上に置かれた軽食とバスケット、脱ぎ捨てられた衣服にはリアリティーがある。だが、なぜ女性だけが裸なのか。さらに画面上部には薄衣をまとって水浴びをする女性が唐突に描かれ、混在する表現が奇妙な印象を生む。
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2022/02/08
印象派の先駆者エドゥアール・マネの有名な作品、《草上の昼食》。中産階級の男性2人と裸の女性が、森の中でピクニックをしている。草の上に置かれた軽食とバスケット、脱ぎ捨てられた衣服にはリアリティーがある。だが、なぜ女性だけが裸なのか。さらに画面上部には薄衣をまとって水浴びをする女性が唐突に描かれ、混在する表現が奇妙な印象を生む。
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