【朝日新聞】「あいつゲイだって」松岡宗嗣さんインタビュー アウティングの危険、知っていますか?
2022/01/12
転落死事件を追った当事者の自問
「アウティング」という言葉を知っていますか。「本人の性のあり方を同意なく第三者に暴露すること」で、性的マイノリティの当事者にとっては、ときとして命の危険につながるほど深刻な「運命の分岐点」に立たされます。2015年には、性的指向を友人にばらされた一橋大の大学院生が転落死しました。遺族が大学や友人らを訴えた裁判を見守り、数々の記事を配信してきたライター・松岡宗嗣さんは「これ以上、命が失われないために何ができるのか」と考え、『あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?』(柏書房)にまとめました。松岡さんも、そして私もゲイの当事者です。「校舎から飛び降りたのは、私だったかも知れない」との思いを共に抱いています。(文:加賀直樹 写真:家老芳美)
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