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【東洋経済オンライン】映画「護られなかった者たちへ」に込められた意図

2021/10/04


瀬々敬久監督が語る「加害者視点」で描く理由

 熊野 雅恵 : ライター、行政書士

東日本大震災の被災地を舞台に生活保護の申請、受給をめぐる理不尽を描いた映画『護られなかった者たちへ』が10月1日から公開されている。

保健福祉センターや福祉保健事務所の誠実な実務担当者が、全身を縛られたまま“餓死”させられるという殺人事件が相次いで発生。捜査線上に浮かんだ人物は、10年前、生活保護申請に対する福祉保健事務所のずさんな対応に激昂し、火を放った人物だった。ところが、刑事が犯人を追ううちに、驚愕の真実が明らかになる――。

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