【人権情報誌「TOKYO人権」】「支援する」ということは、その人が抱える困難に共に向き合うこと
2021/09/07
森川もりかわすいめいさん
NPO法人 TENOHASI 理事
ソーシャルワーカーが中心になり患者との「対話」重視のクリニック
本来、路上生活の状態の人であっても医療を含め福祉サービスを受けることはできます。けれども虐待の経験や、軽度の知的障害があったり、精神的に追い詰められていたりすることが原因で、自分の置かれている状況をうまく説明できず、自ら福祉とのつながりを諦めてしまう人も少なくありません。その結果、なかなか路上生活から脱することができない人もいます。医療についても同様で、医療者側にも「ホームレス」に対する偏見が存在し、必要な治療が受けられない人がいます。
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