【朝日新聞】被差別部落の地名公開はプライバシーの侵害 出版禁止など命じる判決
2021/09/28
村上友里
全国の被差別部落の地名などをまとめた本の出版や地名リストのネット公開はプライバシー侵害だとして、部落解放同盟と被差別部落出身者約230人が出版社側を相手取った訴訟の判決が27日、東京地裁であった。成田晋司裁判長は、大半の地名リストについて「公開は公益目的でないことが明白だ」と違法性を認め、リストを掲載した部分の出版禁止やネット上の削除などを命じた。
判決によると、川崎市の出版社は2016年2月、戦前に作成され5360以上の被差別部落の地名や世帯数が一覧になっている報告書「全国部落調査」の復刻版を販売すると告知。ウェブサイトにも地名リストを載せた。
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