【ハフポスト】出身地で学生を就職差別。1冊数万円の「部落地名総鑑」を企業が買っていた事件から学ぶべきこと
2021/09/06
「ビジネスと人権」で企業は国際基準の対策を求められています。日本固有の人権問題「部落差別」の教訓は生かされているのでしょうか。
小林豪
46年前、全国の名だたる企業が採用選考で、被差別部落出身者を排除していた事件が発覚した。その選別に使われたのが、当時非公式で売られていた「部落地名総鑑」だった。
総鑑を買っていた企業は糾弾され、その後、人権啓発に取り組んできた。しかし、2011年に国連で「ビジネスと人権に関する指導原則」が採択され、企業に求められる人権意識はさらに高まっている。
長らく「人権対策といえば同和問題(部落差別)」とされてきた日本企業。国際標準の「ビジネスと人権」に、その教訓を生かすことができるのか。
続きを読む
↓