【東京新聞】社説:週のはじめに考える そこに、働く人がいる
2021/05/17
いつから、額に汗して働いても安心して暮らせる社会ではなくなってしまったのでしょうか。
今や働く人の約四割が非正規雇用です。雇用が不安定で経験を積んでも低賃金のままです。将来に不安を抱え、自立した生活を支えるには心もとない状況です。
◆コロナ禍で苦境の非正規
「非正規職員でも正規職員でも目の前の子どもに対する責任は同じ。むしろ、いつも子どもたちと一緒にいる私たちの方が子どものことに気が付きます」
名古屋市内で非正規職員として働く女性保育士(29)は、こう訴えます。同じ専門職なのに待遇に差がある現実は受け入れがたい。その気持ちが伝わってきます。
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