【47ニュース】「知られざる法廷」が問うこの国の難民政策
2021/05/31
人間を大切にしているか、認定の高すぎる壁
「ミャンマーの軍事クーデターで世界中が衝撃を受けた市民への弾圧は、以前からずっと続いていた。私は難民です」
ミャンマー人の男性(43)は東京地裁の裁判でそう訴えた。しかし被告の国側は、軍事クーデターには一切ふれないまま「難民に当たらない」と主張し、5月13日、結審を迎えた。
訴えが認められなければ、男性は強制送還の対象となるが、弾圧の待つ祖国に帰れるはずもない。生きる場を失う。難民保護とはどうあるべきなのか。「知られざる法廷」から問う。(ジャーナリスト・元TBSテレビ社会部長=神田和則)
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