【神戸新聞】社説:安保法施行5年/「違憲」の指摘を直視せよ
2021/04/07
集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法の施行から5年が過ぎた。自衛隊と米軍の一体運用が常態化し、連携する相手をオーストラリアや欧州に広げる動きもある。
日本が攻撃を受けていなくても、密接な関係にある他国が攻撃されれば武力行使に道を開く安保法は、戦後日本の基本姿勢である「専守防衛」を逸脱し、違憲だと多くの憲法学者が指摘している。「戦争放棄」や「戦力不保持」などを定めた憲法9条と矛盾する疑いがあるためだ。
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