【WEB論座】差別と虚構の上に初めて成り立つ「朝鮮人虐殺否定論」
2020/09/01
追悼式典挑発に東京都が「ヘイトスピーチ」認定
加藤直樹 ノンフィクション作家
都立横網町公園で毎年9月1日、関東大震災時に虐殺された朝鮮人たちの追悼式典が行われている。この式典には歴代の都知事から追悼文を送付されてきたが、2017年、小池都知事がこれを取り止めて波紋を呼んだ。そのことは、多くの人が記憶していることだろう。
そして昨年末以降、再び、この追悼式典をめぐって様々な動きがあった。本稿ではその経緯をご紹介しつつ、追悼式典を妨害する排外主義右翼団体「そよ風」の集会での言動が東京都総務局人権部によって「ヘイトスピーチ」と認定されるに至ったことの意義を説明したい。
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