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【wezzy】目黒虐待死事件から2年 裁判で語られた事件の全容と、被告の曖昧な記憶

2020/08/31


文=杉山春

「その後(一審の裁判の判決から)、気持ちの変化はありましたか?」

大谷恭子弁護士から質問を受けると、船戸優里被告は、急に呼吸を荒くして顔を歪めた。グレーのスウェットの上下にピンクのサンダル。肩の位置で切りそろえた、綺麗なストレートヘアが揺れる。かろうじて法廷に立っている。そんなふうに感じた。様子を見ていた大谷弁護士は一歩近づくと

「言いたくなければ言わなくてもいいよ」と言葉を掛けた。

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