【西日本新聞】ハンセン病の過ち繰り返すな 内田博文・九州大名誉教授
2020/05/08
新型コロナウイルスを巡り、患者や医療関係者などに対する差別的な言動が相次いでいる。社会が感染症と向き合うためには、医療と同じほどに人権の視点が重要だ。深刻な差別被害を受けてきたハンセン病の元患者たちが「ハンセン病問題は医療問題ではない」と訴え続けているのも、そのためだ。
感染症への差別意識は「うつされるのでは」という恐怖心が発端。科学的な知見を軽視して、根深く浸透するという特徴を持つ。
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