【wezzy】劇団内のセクハラ・パワハラを撲滅するために20年運営してきたルール/平田オリザさんインタビュー
2020/03/19
2020年2月6日、一般社団法人日本劇作家協会は「セクシャル・ハラスメント事案への対応に対する基本要綱」を発表した。
この基本要綱の発表によって、日本劇作家協会は業界団体としてセクハラを許さないというメッセージを演劇界に向けて発信した。その意義は大きい。
とはいえ、まだ歩みは始まったばかりのようだ。
「セクシャル・ハラスメント事案への対応に対する基本要綱」の冒頭「基本要綱の公開にあたって」のなかで日本劇作家協会会長の渡辺えり氏は、<当協会ではセクシャル・ハラスメントに限らず、モラル・ハラスメント、パワー・ハラスメント等についても、同様に取り組んでいきたいと思っています。しかしながら、これらはそれぞれの定義そのものから基本要綱を検討する必要があり、策定までに時間を要することが考えられます。本来であれば、同時に発表すべきところではありますが、セクシャル・ハラスメントについては、すでにいくつかの事案が寄せられており、緊急性があると考え、先行して基本要綱を策定しました>と綴り、基本要綱はまだまだ書き加えられていく必要があるとしている。
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