【東京新聞】社説:新型肺炎とデマ 偏見の拡大は防がねば
2020/02/13
新型コロナウイルスによる肺炎の拡大は、デマも広げている。感染症への過剰反応は不安をさらに大きくし偏見や差別を生みかねない。「正しい知識で正しく怖がる」心構えを持ちたい。
感染症はデマやうわさが出回りやすい。ウイルスは未知の存在でしかも目に見えないからだ。だが、放置すれば社会の混乱に拍車をかける。
SNSなどインターネット環境の進展でデマも瞬時に世界を駆け回る。二〇〇二年に発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)や〇九年の新型インフルエンザの流行時とそこが大きく違う。
だからこそ、デマなどに惑わされないことが重要になる。
続きを読む
↓