【毎日新聞】映画「82年生まれ」ヒット 均等法世代も救われた理由
2020/02/26
韓国女性の生きづらさを描いた小説「82年生まれ、キム・ジヨン」(チョ・ナムジュ著)を原作にした映画が10月23日の封切りからわずか5日で観客動員数100万人を突破し、1カ月で350万人を超えた。インターネット上では「ビュッフェミニズム」(権利ばかり主張して義務は果たさないフェミニスト、ビュッフェで口に合うものだけを食べることに例えた造語)と非難が浴びせられたが、逆風をはねのけたヒットと言える。
1967年生まれ、独り身の私も劇場で見た。原作を読んだ時は、自分の居場所がないような違和感が残ったが、映画ではそのモヤモヤが消え、むしろ救われた気持ちになった。実際、原作に反発していた50代以上の女性や20代男性も、映画を見て共感しているという。その訳を探った。
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