【信濃毎日新聞】社説:ウイグル族弾圧 非難の圧力をもっと強く
2020/01/31
中国が最先端技術を駆使して少数民族のウイグル族を弾圧し続けている。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(HRW)が国連本部で記者会見して中国を改めて非難した。
HRWはさらに「表立って中国に中止を求めていない」と国連のグテレス事務総長も批判した。容認すれば同様の監視技術、思想統制が世界に広がりかねない。国際社会は危機意識を共有して、中国への圧力を強めるべきだ。
発端は2009年に新疆ウイグル自治区で約200人が死亡した暴動だった。中国は「テロ対策」を名目にイスラム教徒のウイグル族から宗教や言葉を奪う「浄化」を進めている。
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