【河北新報】強制不妊控訴審、仙台高裁で初弁論
2020/01/22
旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制された宮城県の女性2人が国に計7150万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が20日、仙台高裁であり、女性側は旧法を違憲としながら賠償請求を棄却した一審仙台地裁判決の取り消しを、国側は控訴棄却を求めた。
弁論で女性側は、全国の同種訴訟の原告の被害を紹介し、手術による権利侵害の深刻さを指摘。「被害救済が遅れた責任は国にある。違法性を否定し、優生思想を払拭(ふっしょく)せず放置したことなどで被害者は権利を行使できなった」と意見陳述した。
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