【上毛新聞】隔離継続 裏に既得権か 厚労省の新文書
2020/01/06
群馬県の国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園」(草津町)に関連して昨年、終戦直後に厚生省(当時)幹部がハンセン病の「伝染力は微弱」だと発言したと記す文書が発見された問題は、国が長年続けた隔離政策の問題点を改めて浮き彫りにした。伝染力の弱さを認識しながら、なぜ国は半世紀にわたって隔離政策を転換しなかったのか。専門家は1953年の「らい予防法」の改正により、国が患者の処遇改善は一定の決着をみたと判断したことや、既得権益の存在を指摘する。
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