水漏れの修理代として法外な料金を請求された
トイレから水漏れし、あわてて折り込みチラシの業者に修理を依頼しました。やってきた作業員は「2万円くらいで直せる」と言ったのに、工事終了後に25万円を請求されました。支払わなければいけませんか。
最初に2万円と言っておきながら、何の説明もなく25万円を請求するのは問題です。まず業者に料金の内訳を確認してください。
納得できなければ、修理業者の事業者団体に標準的な価格を問い合わせるなどして、その額を参考に減額交渉をしてください。それでもらちがあかないときは、早めにお住まいの市町村などの消費生活センターや消費生活相談窓口に問い合わせてください。
市町村の条例により、水道工事は各市町村の指定業者しか行なえないことになっていますが、罰則規定がないため、無指定の業者に修理を依頼してトラブルが起きても、どうしようもないのが現状です。ほとんどの市町村では、水道局などに水漏れ等の24時間対応窓口が設けられています。水漏れ等が起こってもあわてずに、まず水道の元栓を締めるなどの応急処置をとってから、市町村窓口に相談しましょう。そして数社に修理内容や価格などを確認し、比較検討してから契約しましょう。いざという時のために、日ごろから市町村の広報誌などに目を通し、緊急時の連絡先を整理しておくことが大切です。