自宅介護も限界なので施設入所を考えている
同居の実母(84歳)は認知症の症状があり、要介護認定(要介護5)を受けています。日常生活全般の介助が必要な状態になり、家でみとろうと今日までがんばってきましたが、娘である私(60歳)一人では無理になり、施設入所を考えています。実際に入所すると、どのようなことになりますか。
一人で抱え込んでの介護には無理があるのが現実です。介護の方法については、施設入所を含め、本人の意志を尊重しつつ、あなた自身の人生(日常生活に余裕と生きがいをもつこと)や共倒れの防止などについても考え直す必要があるでしょう。そのためには、社会資源を最大限に活用することです。
施設入所し腸合、施設サービスとして介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)・介護老人保健施設(老人保健施設)・介護療養型医療施設(医療型病床群など)等があり、それぞれ、サービスの内容に特色があります。このなかから、要介護者本人と介護者が希望する介護内容に合わせて選びます。施設サービス利用の費用(主な項目)として、介護サービス費・食費・事務費のほか、個人的な費用(理髪・買い物等)などがあります。医療機関を利用した場合は別に医療費が必要です。
利用者負担の金額はそれぞれの要介護度および経済力(住民税課税・非課税)などによって異なる場合がありますので、希望される施設の窓口で相談しましょう。