生徒の自主活動に一方的に口を出す担任
中学2年の息子がいます。文化祭でクラス全員参加の劇を上演することになったのですが、担任とトラブルが起き、困っています。夏休み前にクラスで出し物を検討し、劇の配役も自分たちで決め、休み中も練習に励んできたのに、本番1週間前になって担任が口出しを始め、息子に「今の主役は下手だから、おまえが役を代わるように」と言ってきたそうです。息子は「みんなで決めて練習してきたことを先生が一方的に変更するのはおかしい」と断ったそうです。息子の言い分が正しいと思いながらも、担任の要請を断ったことが母親としては不安です。
一方的に変更を押しつけられた理由も「友達が下手なので」では納得できないのは当たり前です。子どもたちが出し物を考え、配役も決めて文化祭に向けてがんばるという経過が大切なのであって、下手だからという理由で教師が口をはさむののは問題です。息子さんの判断を正しいと思われるのなら、応援してあげてください。教師の要請を断ったことに不安を感じておられるようですが、子どもたちの気持ちを無視する教師の行動こそが問題なのです。
努力する経過を評価せず、できばえで評価する姿勢が担任だけのものなのか、文化祭全体がそのような雰囲気なのか。子どもたちが心から文化祭を楽しめるよう、そして教師の顔色を気にせず意見を言えるよう、文化祭のあり方に注目してみたいところです。