子どもが仲間はずれにされている
小学生の子どもが仲間はずれにされ、遊んでもらえません。寂しそうにしている様子をみると、親としてもつらくてたまりません。どうしてやればいいでしょうか。
子どもたちの人間関係は、集団で遊んだり、時にはけんかをしたりする、そんな繰り返しのなかで培われていきます。ご質問の「仲間はずれ」がいじめにつながっているものか、友達とのぶつかり合いから来ているのものなのかを見極めることが大切です。
問題は、いじめにつながる「仲間はずし」です。しかも日常的に続いている場合は深刻です。お子さんは、おそらく日々つらい思いをしていることでしょう。まず、お子さんが自分でその気持ちを相手に伝えることが大切です。しかし、なかなか言える状況にないケースもあります。そういう時こそ、お子さんが自分自身に対して自信を失うことのないよう、親であるあなたがしっかりと気持ちを受け止め、抱きしめてあげましょう。
また、「仲間はずし」は、クラスの仲間づくりの問題として、クラスみんなで考えていかねばならない課題でもあります。学級で生活ノートなどの取り組みがあれば、お子さんにその思いをつづるようすすめてみてください。口では言えなくても、思いをつづることによって自分自身を見つめ、高めることにつながります。そして、お子さんのその思いがしっかりとクラスの全員に受け止められるよう、担任と連絡をとりましょう。お子さんの必死の訴えが、クラスを変える大きなきっかけになるかもしれません。