クラスのボス的存在の子どもを担任も親も放任している
小学3年生の息子が放課後、友だち数人と公園でボール遊びをしていると、強引に入ってきた同級生が「(息子に)ボールを当てろ!」と命令したそうです。命令された子どもたちは自分がターゲットになるのが嫌なので同級生の言いなりになり、息子にボールを当てていたようです。命令した子どもは学校でも何かと問題を起こしているのに、担任はまったく注意しません。泣きながら帰ってきた息子を見て、あまりにも腹が立ったので、その子の親に注意しましたが、「子どもの遊びに親が口出しすることはない。謝る必要もない」と言い張り、話になりません。子ども同士の関係づくりがうまくいってないようですね。学校という子どもたちの生活の場で形成される子ども同士の関係ですから、親の力だけでは限界があります。「問題の多い子ども」や、その親に意見したり、謝らせることでは解決しません。子ども同士の関係に、「ボス」「手下」のような圧力をかける側とかけられて行動する側という関係がないか、一人の子どもを集中的にいじめたりしてはいないかなどを、担任に問題提起してはいかがでしょうか。担任が取り合わないというのは論外ですが、親の側も個人的な問題提起で終わるのではなく、保護者会などで話し合ったうえで担任や学校に問題提起し、学校全体の問題としてみんなで考えるという姿勢で臨むと、建設的な意見も出てくるのではないでしょうか。それでもうまくいかない場合には、教育委員会など各自治体の教育機関に相談することをおすすめします。