5.セクシュアルマイノリティの仲間と知り合うには
ずっと自分の性別が本当は違うと感じ続けてきました。最近では「性同一性障害」という言葉も知り、自分もそうだと確信しています。ただ周囲には、性同一性障害だという人は他には見当たらず、このことで話し合える相手もいません。各種の情報収集や、自分と同じような仲間と知り合うにはどうしたらいいでしょうか。
本当は身近なところにもセクシュアルマイノリティはたくさんいるはずなんですが、なかなか出会うのが難しいのも現実ですね。
しかしインターネットの世界なら、それも比較的容易です。
ブログやツイッターなどを始めてみるのも一手です。実名は明かさなくても大丈夫です。それらを通じることで、同じ立場の人や理解ある人とのコミュニケーションの可能性は大幅に高まるでしょう。各種の情報も集まりやすくなります。そこから顔を合わせての交流へとつなげていくこともできます(悪質な出会いサイトなどへの注意は必要ですが)。
また、大阪にもG-FRONT関西(http://www5e.biglobe.ne.jp/~gfront/)など、当事者の自助グループとして活動している団体・サークルがいくつもあります。これらについても、インターネットをいとぐちにすることでアプローチしやすくなると言えます。
この他、近年は性同一性障害やその他のセクシュアルマイノリティに関する本も数多く出版されています。当事者自身が自らの体験をつづったものもあります。大型書店なら、そのうちのいくつかは常備されているでしょう。あるいは、やはりこの場合もインターネット書店で検索してみることで、その豊富なバリエーションに触れることができます。