4.性風俗店での行為による感染が不安です。
性風俗店へ行って感染したのではないかと不安です。
性風俗に限らず、感染の可能性があるのは、コンドームを使用しないで挿入する行為や挿入を受ける行為があった場合か、自分の口が直接相手の性器に触れる行為があった場合です(感染経路は、Q2の解説を参照してください)。相手(性産業従事者)の口と自分の性器が触れる行為では、自分への感染はありません。
HIVに関する専門の相談には、性風俗であった行為についての不安が多く寄せられます。しかし、性風俗に限らず、自主的に検査を受けて自分が感染しているかどうかを知っている人は少ないため、性風俗店だから感染が不安ということは理由にはならないと思います。相手がどんな人であっても予防をしないセックスがあれば、感染の可能性があります。
働いている人を守るために、どの行為においてもコンドームを着けることがサービスを受ける側のマナーであることを忘れないでください。コンドームを使用する際も、使用期限や保管方法、破けないように使用するための適切な装着方法について確認しておくことが大切です。そして、「酔っぱらっていて理性が働かなかった」などと、あとで不安になることがないように注意してください。
執筆協力:特定非営利活動法人HIVと人権・情報センター関西支部
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