必ず症状が現れるとは限りませんが、感染してすぐ(感染初期)の症状は、HIVに感染する可能性のある行為から1カ月前後に、インフルエンザに似た高い発熱や倦怠感といった症状が現れることがあります。感染直後は、HIVに対する免疫が確立されていません。そのため、HIVが急激に体の中で増殖し、その後HIVに対抗するための抗体ができる過程で、そのような症状が出ることがあると言われています。

しかし、初期症状が出ないことや、あったとしても自然に治まり、気がつかないことがあります。症状によってHIVに感染しているかどうか確認することはできないので、不安な時は、専門の機関に相談しましょう。



●特定非営利活動法人HIVと人権・情報センター『AIDS電話相談』

●API-Net　エイズ予防情報ネット『HIV/エイズの基礎知識』

●独立行政法人　国立病院機構　大阪医療センター　HIV/AIDS先端医療開発センター『HIV/AIDSについて』



執筆協力：特定非営利活動法人HIVと人権・情報センター関西支部

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