2.「同和問題の図書を買え」と脅され、不安
「同和」を名乗る団体から電話があり、怖い声で「高額な図書を購入しろ」と脅されました。こんな図書いらないのに…
まず、大事なことは「いりません」と断ってすぐ電話を切ることです。すぐ切らないと相手のペースに巻き込まれてしまいます。
断ると「買ってもらえないなら、若い者をそちらへ行かせるぞ!」などと脅してくる場合があります。「単なる脅しではないかもしれない」と心配になりますが、来ることはありません。
おびえず、慌てず、しっかりと対応しましょう。
また、勝手に本を送りつけるのは不当商法です。この場合は「受け取り拒否」で送り返してください。もちろん代金を支払う義務はありませんし、返送費用も送ってきた方の負担です。中身を見るために包装紙を破っても問題はありません。
このような「えせ同和行為」は、悪質商法として警察も追跡調査や取り締まりを行なっています。
もしも押しかけてくるようなら、すぐに警察や「暴力追放センター」(*)、行政機関へ電話してください。
その他にも様々な「えせ同和行為」がありますので、対応方法については、「えせ同和行為対応の手引」(法務省「えせ同和行為を排除するために」)をご覧ください。
*正式名称は、暴力追放運動推進センター(暴追センター)。暴追センターは、「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」(暴力団対策法)の規定により、暴力団員による不当な行為の防止及びこれによる被害の救済に寄与することを目的として、各都道府県に一つずつ指定・設置されています。
全国暴力追放運動推進センターホームページ