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人権と関わりの深いSDGs

2022/04/21


2.SDGsができた経緯

2000年9月、ニューヨークで開催された国連ミレニアムサミットで、SDGsの前身

となる「国連ミレニアム宣言」が採択されました。その時、193の国連加盟国が合意、2015年までの15年間に達成する目標が設定されました。その目標は西暦2000年の節目にちなんで、「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)」と呼ばれ、「MDGs」(エム・ディー・ジーズ)」と略されました。そのMDGsは、主に開発途上国のためのもので、貧困・教育・男女格差の是正など、8つのゴールが設定されました。

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その結果、2017年5月の国連報告書において、開発途上国では、貧困層の人口割合が47%から14%に減少、初等教育就学率が83%から91%に改善し、「歴史上もっとも成功した貧困撲滅運動」と成果を強調した一方で、5歳未満児や妊産婦の死亡率削減など、目標水準に及ばなかった分野もありました。その後、この結果を受けて、MDGsは開発途上国のための目標だったのに対して、SDGsでは先進国も含まれ、「格差問題の是正」、「持続可能な消費や生産」、「気候変動対策」など、世界中のすべての国や地域に適用されるユニバーサルな目標となりました。